大事なのは、自分の熱量を伝えること 『芸人先生』第12回

『芸人先生』の第12回の放送が、6月25日にありました。
講師は前回に引き続き「M-1グランプリ2008」優勝のNON STYLE。
大手ハンバーガーチェーンのモスフードサービスで、
特別講義を行いました。

生徒からの「プレゼンをするとき緊張してうまく話せない」
「自分の伝えたいことが伝わらない」
「伝えたいことを何回も言ってしまう」という悩みに対して、
「伝えると伝わるは違う!」講座と題して、
伝わるプレゼン術をテーマに、主に石田さんが話をしました。

店長へのキャンペーンの説明をしている設定で
生徒の方がプレゼンをしたビデオを見て、
話し方が一方通行で、誰がやっても同じようであり、
重複している内容も多いと、問題点を指摘。

大事なのは、自分の熱量を伝えることであり、
例えば、最初にマイナスな点を言うと、
本題の部分でより熱量が伝わり
自分の言葉になるという話をしていました。

お手本として、タバコ吸う生徒に注意する先生の漫才を見せた後、
最初のポイントとしてあげたのが、「言葉は削れ!」。
わかりきった説明は不要なので、どんどん削り、
残った重要点に自分の熱量を込めろということです。

次のポイントしてあげたのが、「イメージを描かせろ!」。
聞き手が具体的なイメージを描けるようにすることが大事であり、
例えば、お手本のコントでは、「ヤンキーを更正させる先生」だと
共有部分が広くなってイメージがぼやけてしまうので
「タバコを吸う生徒を注意する先生」とイメージを限定しているとのこと。

ここで生徒の方から、プレゼンだと写真と資料があるので、
それの説明になってしまうのをどうしたらいいかとの質問があり、
それに対しては、自分が実際に見たことや体験したことを
よぎらせるようにするのがいいということでした。

ビジネスコンサルタントの和田さんの解説によると、
ムービートークという手法で、話し手は頭の中に映像を浮かべ、
その映像を聞き手に伝えるのが有効であり、
その際、音や色など五感で感じたことを
言葉にすることが大事とのこと。

休憩時間の「伝説の社員に会いたい」のコーナーでは、
モスチキンを開発し「クリスマスを変えた男」と呼ばれる
商品開発担当の寺本和男さんを紹介していました。

寺本さんは新商品開発の際に、ライバル会社の商品を徹底的に研究し、
同じ土俵では戦えないと思って、発想を変えたそうです。
形や味付け、衣など、ライバル社にないものをつくろうと考え、
特に力を入れたポイントは、冷めても食感が残っておいしい衣と、
和風の味付けで、シンプルなテーマで大成功したとのこと。
商品開発は、すべては開発担当者の心意気で決まるとのことでした。

この第12回の再放送が、30日(土)の午前1時(金曜深夜)にありますので
見逃した方は、ぜひ見てみることをおすすめします。

この『芸人先生』のように、お笑いの知識やスキルなどを
講座と実践ワークを通して学び、ビジネスに活かせるようになる、
「笑活コーディネーター認定講座」の第3回が
7月15日(日)に東京・日本橋で開催されます。
ぜひ「笑活」を体験してみてください。

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