ワンワードツッコミから360度に発想を広げよう 『芸人先生』第15回

『芸人先生』の第15回の放送が、7月23日にありました。
講師は、「○○か!」のワンワードつっこみでおなじみの
「M-1グランプリ」ファイナリストでもあるタカアンドトシの二人。
東京・大崎に本社がある、コンビニチェーンのローソンで、
特別講義を行いました。

おにぎりの開発担当者から、毎週新商品が出るので新たなネタ作りが難しい、
スイーツの開発担当者から、人気定番商品から新しいものを発想できない、
といった悩みが出てきたのを受けて、「360度の発想術」講座と題して、
「欧米か!」のツッコミが生まれた経緯などを折り込みながら、
どう発想していけばいいのかを講義しました。

最初のポイントは「スタンダードの逆へ行け!」。
スタンダードなネタ作りの場合は、ボケを先に考えて、
そこへのツッコミを考えるのが普通だそうですが、
それを逆にしたのが「欧米か!」だとのこと。

「欧米か!」の前に「昔か!」というのを考えたそうですが、
ネタを考えていて、ボケが弱かったので、
「昔か!」というツッコミを考え、
普通のツッコミと違って引っかかりがあるので、
そのツッコミを3連発で使ったところ、けっこうウケて、
芸人仲間にマネされるようになったとのこと。
これがワンワードツッコミが生まれたきっかけだそうです。

「欧米か!」というツッコミを先に考えるコトで、
360度の発想ができるようになり、ボケの幅が広がって、
ボケを連発できるようになるとのこと。

ビジネスでいえば、真ん中のテーマを先に決めて
そこから360度に連想していけば、
幅広く発想できるということだそうです。

次のポイントは「あえてダサくしろ!。
「欧米か!」というのは、芯からちょっとずれていて、
それまであんまりツッコミでは聞いたことないような言葉で、
聞き慣れない言葉だからこそ、引っかかったとのこと。

「欧米か!」「特殊か!」「女子か!」「普通か!」など、
ワンワードのツッコミは、ツッコミとしては下手だけど、
あえてダサくすることで、耳に残り親しみやすくなるし、
ボケも広く発想できて、たくさん思いつけるとのこと。

ここで、解説を務めるコンサルタントの和田氏は、
オズボーンのチェックリストを紹介していました。
転用、変更、縮小、置換、結合、応用、拡大、代用、逆転という
九つのチェックリストに沿って発想を広げていく方法です。

後半の実践講義では、パンの新商品を、
「欧米か!」「子供か!」「居酒屋か!」「女子か!」
といったワンワードツッコミから発想する課題に
生徒さんたちが取り組んでいましたが、
ユニークな発想がどんどん出てきていました。

いいテーマでやると、いろいろな発想が思いつくので
たくさん考えて、その中から一つでも光るものがあればと
講師のタカアンドトシが締めていました。

この第14回の再放送が、
28日(土)の午前1時(金曜深夜)にありますので
見逃した方は、ぜひ見てみることをおすすめします。

この『芸人先生』のように、お笑いの知識やスキルなどを
講座と実践ワークを通して学び、ビジネスに活かせるようになる、
「笑活コーディネーター認定講座」の第4回が
9月9日(日)に東京・自由が丘で開催されます。
ぜひ「笑活」を体験してみてください。

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