地元愛でローカル色をアピールせよ 『芸人先生』第13回
『芸人先生』の第13回の放送が、7月2日にありました。
講師は、栃木県出身の福田薫さん、益子卓郎さんのコンビ、U字工事。
埼玉県に本社がある、大手うどんチェーンの山田うどんで、
特別講義を行いました。
生徒である、山田うどんの社員の方々からは、
「味が普通で、商品の良さを勧める言葉が難しい」
「会社にダサいイメージを持っている」
「埼玉は都会にも田舎にもなりきれない中途半端さがある」
「ちょっと垢抜けない」という悩みが出ていました。
それに対して今回は、「ローカルはメリットだらけ」講座と題して、
「売れる!ローカルアピール術」をテーマに話をしていました。
ローカルは特長であり、
地方だと認めることで力を出せるとのことで
U字工事の二人も、自分たちが大阪の漫才と戦う武器は、
ローカル感だと言っていました。
最初のポイントは「埼玉代表になれ!」。
「山田うどん」のメニューを見たところ、地方色が乏しいので、
もっと埼玉色を出したほうがいいと。
例えば、東京なら「月島もんじゃ」「深川丼」など
地域の名前がつくとありがたみが出るということでした。
U字工事の二人の場合は、栃木の方言を使ったり、
栃木の特産品である餃子やかんぴょうなどをネタに入れたりして、
栃木を生かした地元愛にあふれる漫才をするようにしているとのこと。
ここで生徒の方々に、埼玉の名物を聞いたところ、
狭山茶、動物園などがあがりました。
実際に埼玉の名物を調べた結果をU字工事が発表していましたが、
うどんは全国で生産量が2位で、
川幅うどん、武蔵野うどん、冷汁うどん、すったてなど。
全国で生産量が1位のものに、深谷ネギ、こまつな、さといもがあり、
名物料理としても、行田のゼリーフライ、東松山の焼き鳥、
秩父のみそポテト、豆腐ラーメン、
北本のトマトカレーなどがあるそうです。
営業コンサルタントの和田さんによる解説では、
商品に地方の名前をプラスすることで、売り上げをアップしやすいとのことで
その際に「割る割るメソッド」として、地域の名前を細分化した方が、
より個性が出て売りやすくなるとのことでした。
二つ目のポイントとしては、「ほのぼの感は安心感!」。
ほのぼの感を出すことで、誰でも入りやすくなり、
ハードルが下がり、お客さんを満足させやすくなるとのこと。
次回の講師を担当するカミナリの二人も、U字工事の講義を見ていて、
漫才に「ほのぼの感」を入れるために、
お母さん、おばあちゃん、おじいちゃんに関するワードを
意識的に入れるようにしているとコメントしていました。
和田さんの解説では、田舎戦略(お母さん戦略)として、
見えを張らなくてもいい場所である実家のような
ノスタルジックな雰囲気を最大限に生かすことが重要とのことでした。
この第13回の再放送が、7日(土)の午前1時(金曜深夜)にありますので
見逃した方は、ぜひ見てみることをおすすめします。
この『芸人先生』のように、お笑いの知識やスキルなどを
講座と実践ワークを通して学び、ビジネスに活かせるようになる、
「笑活コーディネーター認定講座」の第3回が
7月15日(日)に東京・日本橋で開催されます。
ぜひ「笑活」を体験してみてください。