「ベタ」な設定の「新しい切り口」を見つける 『芸人先生』第3回

『芸人先生』の第3回の放送が、4月17日にありました。
今回の先生は、「キングオブコント2012」王者のバイきんぐ。
玩具メーカーのタカラトミーで、特別授業を行いました。
テーマは、「創る切り口」。

社員の方々は、おもちゃを作るクリエーター集団であり、
悩みも、革新的なアイデアを出せないとか、
会議に出す企画がまとまらないとか、
アイデアに関する悩みが多いようでした。

そんな社員の方々に、バイきんぐから、
「これまでにない商品を狙いすぎてボツになったおもちゃの企画は?」
という質問があり、
「フルコントロールねぶた」や「泥団子のバトルシステム」といった
かなりユニークな企画が出てきましたが、
それに対して、過去にないオリジナルのものを
生み出すことは難しいという話になり、
最初のアドバイスとして「設定は『ベタ』を選べ!」と。

ここで、バイきんぐが昔創った「大工」という、
背中をカンナで削るみたいな、ボツコントのビデオを見せていました。
バイきんぐも10年前ぐらいは、唯一無二なコント作りを目指していて、
共感が得られない自己満足なネタになってしまっていたと。
ベタでありきたりな設定は、誰もが理解できて、世界観に入りやすいから
まずは現実感のある設定を考えることが大事だという話でした。

次のアドバイスが「新しい観点で斬り込め!」。
『キングオブコント』で優勝したときのネタ「帰省」のビデオを見せて、
ありふれた設定だけど、実は帰省した子供が「性転換」していたというネタで、
ベタな設定に「新しい切り口」を見つけることで
面白くなるのだという解説をしていました。
まったく新しい「ゼロ」を見つけるのではなく、
「1」から膨らませていくのがいいのだということです。

このあとの「伝説の社員に会いたい」というコーナーでは、
動物とロボットを組み合わせた「ZOIDS」という
電動おもちゃを開発した人を紹介していましたが、
やはり子供が想像でき、共感できる世界観や動きが大事で
「神獣」など架空の生き物でつくっても
売れないという話がありました。
やはり、オリジナリティにこだわりすぎて
企画などが現実離れしてしまうことは、
避けたほうがいいということですね。

この第3回の再放送が、21日(土)の午前1時(金曜深夜)にありますので
見逃した方は、ぜひ見てみることをおすすめします。
第4回の講師もバイきんぐで、23日(月)の午後11時からの放送です。

この『芸人先生』のように、お笑いの知識やスキルなどを
講座と実践ワークを通して学び、ビジネスに活かせるようになる、
「笑活コーディネーター認定講座」の第2回が
4月30日(月・休)に東京・新宿で開催されます。
ぜひ「笑活」を体験してみてください。

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